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連載「徳島のお品書き」(第6回) 

2014年12月13日 ()
いのちをつなぐ浜
INOCHI WO TSUNAGU HAMA

徳島市から車で走ること約1時間ちょっと。国道55号を南下し、阿南市からひと山越えると、海部郡美波町(旧由岐町・旧日和佐町)に到着します。連載の旅は徳島県南へ。今回は美波をご紹介いたします。美波町といえば、なにを想像しますか? 台風接近時のNHK中継でおなじみの大浜海岸。NHKといえば、連続テレビ小説「ウェルかめ」の舞台にもなりました。徳島での連ドラは、名作「なっちゃんの写真館」以来の二作目。初のダジャレタイトルでした(笑)。大浜海岸にウェルかめ。そう、徳島県美波町は、アカウミガメの産卵地として有名な町なのです。生涯の大半を海中で過ごすアカウミガメ。研究成果によりますと、陸に上がってくるのは、雌が産卵するときだけとされています。夏場、体内にたくさんの卵を抱えた雌が、遠く太平洋の彼方から産卵のために戻ってきます。人間の世界でいう里帰り出産。どうして何千キロも離れた海から帰ってくることができるのでしょう。ウミガメには地磁気で自分の位置を把握する能力があるという説もありますが、ふるさとを忘れない「こころ」があるからだと、私は信じています。どんなに遠くまで行っても、決してふるさとを忘れない。そして、必ずふるさとに里帰りする。アカウミガメの雌の行動を、私たち人間も見習うべきなのです。涙を流しながら産卵するアカウミガメ。でも、流しているのは涙ではなく、塩分を含んだ粘液みたいです。夢を壊してしまう現実的な話で、少し残念な話であります。きれいな浜辺でしか産卵しないと言われているウミガメ。浜に上がってきた雌は巣穴を掘って、1回に100個くらいの卵を産卵します。約2か月後、孵化した子ガメは、海を目指して懸命に浜辺を這っていきます。天敵が多い大自然のなかで、大人のウミガメまで成長できるのはほんのわずか。そんなわずかな雌が、再びふるさとへと里帰りし、産卵しているのです。アカウミガメのふるさと大浜海岸は、いのちをつなぐ浜。徳島の美しい県南に、そんな素敵な場所があることを、私は誇りに思っています。そうそう、最後に皆さんにひと言。年末年始にちゃんと里帰りしましたか....

LIVE TOKUSHIMA × 阿波踊りBLOG
連載コラム「徳島のお品書き」(第6回)
文:ヨシカネ ツヨシ(徳島ペンクラブ)
LIVE TOKUSHIMA(2014年1月13日掲載記事)より

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[2014.12.13(Sat) 00:00] ColumnTrackback(0) | Comment(-)
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